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野本亀久雄先生特別講演会at IZUMI & HAKATA

 先月、4月22日と23日二日間にわたって、スターリジャパン社と免疫抗体食品研究会の共催で、九州の出水市と福岡市にて野本亀久雄先生の特別講演会が開催された。

 野本先生は、何度もご紹介申し上げているように、1977年41歳で若くして九大医学部教授に就任された基礎医学者・免疫学者で、新しい学問として生体防御学を創始されたことで著名であり、国際的にも大きな影響を与えてきた方だ。
 いまでこそ医薬やサプリメントの世界ではごく普通に、「生体防御が大切」などといっているが、実はこの考え方は野本先生のオリジナルなものだ。
 40年前にはこんなことを言う学者は一人もいなかった。それどころか生体防御なんて怪しからんといって袋叩きにあったそうだ、「人間(の防御機構)と虫けら(の防御機構)とを一緒くたに見ている怪しからん学者がいる」と。

 しかし今や野本先生の門下生からは多数の優秀な研究者が輩出し、第一線で活躍する医学系の各大学教授は実に30人に近い。
 こ30人近くというのがどれほど凄いかといえば普通一人の大学教授は自分の後継者を一人育てれば立派といわれることからも分かる。

 この22日と23日の二日間の講演会で、野本先生は免疫ミルク「サステ」が何故私たちにとって有用なのかということにてついて、これまで以上に突っ込んだ分かりやすいお話をされた。
 それは、母乳が赤ちゃんにとって、高品質なたんぱく質という栄養と、抗体という高機能の成分とから成り立っているように、免疫ミルクは大人にとって、同様にウシ由来の高品質なたんぱく質とウシ由来の抗体成分から成り立っている。
 抗体という高機能成分で体を守り、高品質なたんぱく質という栄養成分で体を作る。
 健康食品と呼ばれるものは数多いが、野本先生自身の生体防御論にとって、これほどぴったりのものは他に無い、と。
 40年前、生体防御を理解してもらうには理論だけでなくモノとしても例証できるほうがいい、ということで模索し研究したのが免疫ミルクだった、と仰った。

   ここからいつもの「免疫力カーブ」のお話になった。
 グラフを示しながら、免疫力は寿命の半分、45歳あたりから徐々に落ち始める。落ち始めるがそれほど急激ではなく、ごくスローに落ちるので日常さほど困ることはない。
 ただ怪我や病気になると免疫力の再生・回復がどうしても遅くなる。遅くなってそのままずるずるっと免疫力が回復しないで死に至るケースがあるので要注意。
 この免疫力のもともとのスローな低下を加速するものはストレスである。
 ガンの場合も、人はガンそのもので死ぬことなんか滅多にない。ガンそのものでなくガンによるストレスで、免疫力が低下して色々な感染症や肺炎で死ぬのだ、とおっしゃった。

 生体防御という考えからは「チョウチョさんも、トンボさんも友である」と、野本先生はおっしゃる。
 何故なら生体防御はアメーバから始まって木や花も、チョウチョさんやトンボさんも、高等生物である人類も共通であり平等だから。 

 これからもう一歩進めて「流れる雲も、もの言わぬ石も友である」ということを考えて行きたい、とおっしゃった。
 何故なら雲や風、水や石など(無機的な)自然と見えているものでもほとんどが、40数億年の地球の歴史における、(有機的な)生命体の表現なのだから、と。 

 この二日間、とても印象的だったのは、ご講演後の質疑応答で、沢山の会員さんからのご質問とご相談ごとに対して、一つ一つ実に丁寧にお答えになられていて両日とも応答だけで40分にも及んだことだった。
 本当に頭が下がる思いである。
 この野本先生のご恩に報いるためにも少しでも免疫ミルクを普及させなくてはあらためて思い、会員の皆様にもお願いしたことであった。

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