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安倍・プーチン会談、カーター・中谷両国防相会談

 12月16日夜、二日にわたる首脳会談後の共同記者会見で、安部・プーチン両首相の振舞いの際立った違いが目を引いた。
 安部首相が
 「ウラジミール、キミ、、、キミは、、、」と、キミを連発するのに対して、プーチン氏は極めて冷静、かつ慇懃に
 「安部総理大臣閣下、総理大臣閣下は、、」と返していた。
 役者の違いというべきだろうか。

 うわさによれば、プーチン氏は安部さんとの95分間の二人だけの会談中、「歯舞・色丹は日米安保の対象になるのか、歯舞・色丹に米軍基地の可能性はあるのか」と核心に触れる質問をしてきたようだ。

 別にロシア側から見なくてもいいのだが、もし仮にロシア側から見れば北方四島(も含めて全千島・全樺太)は、第二次大戦戦勝国の利得であり、終戦後11年で交わされた日ソ共同宣言からさえ、実に60年が経過し、実質的に形骸化しむしろこの60年の実効支配の重みがますます増しつつある、ということではないか?
 別にロシア側でなくていいのだが、北方四島はロシア側からすれば、カリーニングラード(旧ドイツ名ケーニヒススベルク)だ、つまり戦勝国の利得にすぎない、という見方もできる。 

 戦勝国の利得、実効支配、基地問題と見てくると北方四島問題は案外、沖縄基地問題に限りなく似てくる。
 私たちとすれば、余計なお世話だ、筋違いもはなはだしい、という反論は当然できることながら、ロシア側の「沖縄の基地問題ひとつ解きほぐせない、いちいちアメリカにお伺いを立てなければならない日本に、四島返還を要求される筋合いはない」というのは、案外ロシア人の深い無意識にあるかもしれない。

 しかし、もしロシア人が我が政府を本当に「いちいちアメリカにお伺いを立てなければならない」弱腰と考えているとしたなら、それは相当の誤解かもしれない。
 たとえば12月8日カーター国防長官来日・安倍会談を報じたCNNは、番組の中でちらと、来日前にカーター氏が「(普天間の解決策として)辺野古に固執しない」と述べたことを報道している。
 このことを我がメディアはほとんど黙殺したが、黙殺の理由はもちろん、我が政府が黙殺したかったからだ。
 あまっさえ安倍・カーター会談後の記者会見では、中谷防衛大臣は
「(辺野古への移設は)唯一の解決策だと確認した」と発言している。ところが同じ会見で、カーター氏は
「(辺野古移設は)日米同盟のため非常に重要な措置だ」と述べた(に過ぎない)ことを、CNNは淡々と報道していた。
 「いちいちお伺いを立てる」どころか我が政府は、米国政府の言うことを無視し、時には反抗してでも勝手気ままに振舞っていることがこのカーター・中谷会見でも透けて見える。もっともこれもまた我がメディアはほとんど黙殺した。

 明年、トランプ新大統領の登場は世界の激変が予想される。
 私たち、商品開発を専門とする会社は予想される激変をチャンスと見るか危機と見るか?
 
 とりあえず商品開発と関係はないが、翁長知事がアメリカに持っている知事外交の独自のルートは益々重要なものになってくるだろう。

 

 NHK前の「青の洞窟」です。

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 洗足池もすっかり冬景色

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 日没です。

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 いいお年をお迎えください。

 

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