横山幸雄さんとスリリングな宴 自作曲のライブ演奏

 先日、「アクト4」という雑誌の撮影と取材で、ピアニストの横山幸雄さんと、横山さんがオーナーをされている広尾のイタリアンPEGASOにて会食をさせていただいた。

 横山幸雄さんは199019歳の時、第12回ショパン国際ピアノコンクールに我が国史上最年少で入賞された天才ピアニストだ。その一方で、繊細な指先に劣らない繊細な味覚の持ち主でワインのコレクターでもいらっしゃる。ワインについてのご著書もあって、横山さん自身のお言葉ではCDよりワイン本の方が売れているという。

 そんな横山さんはこれまでサプリを一切お取りにならない方だったのが、何故か「アイムプロテイン」だけは気に入っていただき、お取りいただいているというので取材させていただくことになった。

 撮影取材後の会食の席に何と横山さんがご自身のコレクションから選りすぐったワインを7~8本お持ちこみいただいた。

 お持ち込みのワインはどれも素晴らしく美味しかったのだが、ワインの美味しさとは別にその夜はまたもう一つ別のワインの奥深さをたっぷりと味わうことができた。

 「アクト4」の横山さん番とでもいうべき副編集長(兼カメラマン兼記者)のNさんは、横山さんとはたびたびプライべート旅行にも同行するほどの仲なのだが、独特の嗅覚を持った優れたワイン通で、自称テロワール派、ワインは味より匂いだという。

 一方私がその夜お連れした野村総研上級コンサルタントのKさんは、クラシック音楽(とりわけオペラ)に造詣が深く、その上ワインについてもシニアワインエキスパートの資格を持っているセミプロ愛好家だ。

 このお二人が会食中横山さんの勧めで、横山さんの持ち込まれた7~8本のワインのブラインドテイスティングに挑戦したのだからそれはもうスリリングでなかろうはずがない。

 しかし詳細は後日に譲って、ブラインドテイスティングは、ご存知のようにボトルをブラインドしてグラスに注がれたワインの色や流れ、グラス中の香り、口中の味わいや咽越しの香りなどを頼りにそのワインの産地と樹種、村名、シャトー名、製造方法、さらにはエイジング年齢と収穫年などを推測していくものだ。ワインを見て、嗅いで、味わってその感覚を一つずつ頭の底の記憶と照合していく。

 二人の達人のうちテロワール派のNさんは、香りだけでそのワインの畑の位置がわかると言い、とりわけブルゴーニュについては香りを嗅ぐと頭の中にパーッとGPSで俯瞰されたような地図が現れて、その香りのワインの畑が地図上の谷の乾いた上の方か、中ほどか、谷底に近いやや湿った場所かが見えてくるという。

 一方Kさんの方は対称的に色、香り、味などの知覚を一つ一つ丁寧に吟味し分析しながら記憶の底に沈潜し、そこからまた浮上して言語化する方法をとる。当然のように正確なテイスティングだった。

 その夜のワインはシャンパンから始まって、トスカーナとブルゴーニュの白、アルザスの赤、ブルゴーニュとボルドーの赤、最後にトスカナの赤だったが、アルザスの赤だけはさすがにお二人とも大外れだった。

 味覚とか嗅覚は生命が発生の原初から持ってきた最も深い根源的な知覚で、味わうこと嗅ぐことは原初の記憶の底に降りていくことかもしれない。

 美味しいが上にもスリリングなとても賑やかな宴となったが、終わりにあたって思いがけず横山さんが自作の「アベマリア」をピアノライブでお聴かせくださり、誠に一同心から感謝申し上げた。

 横山さんはピアニストとして活躍のかたわら、20年前30歳前後のころ、かなり集中的にピアノ曲を作曲されたとのこと、ピアニストでありながら自らピアノ曲を作曲すること、また自身作曲のピアノ曲を自ら演奏することについてクラシック音楽の過去と現在を行き来しながら深い考察をFACEBOOKなどで行われている。

 当夜お聞かせいただいたアベマリアも実はそのような中の一曲だった。

 そういえば横山さんはコロナ自粛以来「マイハートピアノライブ」というオンラインコンサートを毎月行っていらっしゃるが、明後日7月5日(日)午後8時から第4回目のコンサートがある。演目はショパンとベートーベン。8時10分前まで受け付けていらっしゃるそうだ。

 まことにショパンの音を聴くことは時々深い記憶の底に降りていく思いに至らされる。

https://t.livepocket.jp/e/xsrd7

https://www.facebook.com/pages/category/Musician/横山幸雄-109059884135344/

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  実は我が家では毎晩、横山さんのショパンを聴いている。

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日本医学会連合会長 門田守人先生が安倍首相に「緊急提言 進行する医療崩壊をくい止めるために」

 ブルーインパルスの丁度一カ月前、日本医学会会長の門田守人先生は、安倍首相に面会して「進行する医療崩壊をくい止めるために」という「緊急提言書」を手渡されたそうです。この提言書のことは一部には報道され、また日本医学会連合のHPにも掲載され既にご覧になった方が多いと思われますが、先日門田先生から全文を直接いただきましたので共有いします。

https://www.jmsf.or.jp/files/20200430teigen.pdf

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 右から三人目が門田先生。安倍首相の手にしているのが提言書

 一読すると当時(4月末時)のコロナとの戦いの最前線では文字通り医療崩壊直前の危機に瀕していたことが良くわかります。また医療崩壊とは最前線では何であったのか、ということも。
 世間とマスコミは、ただコロナ怖い怖いばかりで、マスクが足りない、PCR検査を受けたくても受けさせてくれない、発熱しても受けさせてくれないとばかり騒ぎたて、診察や治療を先延ばしにする医療機関への不信や不満さえ並べ立てていましたが、現実に全国各地の医療機関では外来/入院患者からの院内感染クラスターが多発し、地域によっては医療崩壊が進行しつつあったのです。院内クラスターの発生は、単にコロナのみならず一般の傷病患者の診断・治療も崩壊させ、また院内感染リスクの高まりは、それだけで重篤患者の診断や治療を遅延させ医療崩壊を招き、とりわけ「医療崩壊の兆候ともいうべき救急医療体制の崩壊」がすでに始まっていたわけです。
 当然地域によっては、コロナ死ではない一般の重篤傷病において死者が増えていたわけです。これが、いわゆる「超過死亡」として現れてくるのでしょう。コロナ死よリもっとずっと怖い。

 提言ではまず何より、院内感染リスクを提言し医療崩壊を抑えるために、エアロゾル感染リスクの高い傷病者について無症状でもPCR検査の実施、圧倒的に不足している医療用マスカウやガウンなど防護具の増産・配布などの緊急対応を求めています。医療従事者の多くが救えたはずの命を救えない(いわゆるトリアージによる)倫理的葛藤に苛まれ、精神的ケアを必要としているという報告には胸を打たれます。

 提言にもあるように、今回のような感染症の爆発への対策については、十年前の新型インフルエンザ流行後、準備する時間が充分あったにもかかわらず我が国では何ごとも遅きに過ぎて、「現状を招くに至ったことを医療の現場・行政ともに真摯に受け止めなければなりません」。全く同感です。同感ですが、しかしながら、今回の医療崩壊直前という事態の責任は主として医療の行政の側にあって、医療の現場はある意味で対策の遅れの犠牲者ではないでしょうか?
 提言は最後に、中・長期的な施策(短期的にはもちろんワクチン開発)を提案していますが、緊急事態宣言が解除された今、今後予想される第二波、第三波までの限られた時間の間にも可能な限り、少しでも整えておかなければならない事項ばかりです。特にパンデミック対策のため医学会の独立した国家機関の設立、パンデミック対策を津波や大地震と同じく激甚災害対策として位置づけ、情報のシステム化・オンライン化・共有化など、ICUの増床とパンデミックに対応できる医療従事者の育成など、どれも地味な施策ですがきちんとやらなけれならないことばかりのように思います。政府や行政はのど元過ぎればの例え通り、それどころか一部には今度も死者数が少なかったことを「善戦だった」と自画自賛する雰囲気さえ出ているそうなのとても注意が肝要と思われます。
 このような遅れた感染症行政のもとでオーバーシュートが起こらなかったことは本当に僥倖と言わねばなりません。

 我が国が奇跡的にオーバーシュートに至らず、先進各国のなかでも際立って感染率・死亡率ともに低いということは本当に何という僥倖でしょう。失われた20年の後、東日本大震災やその後の原発災害,毎年大型化する台風と水害など数々の苦難に見舞われてきた我が国ですが、世界史的な大災害のコロナ禍については、先進各国の中で際立って死者数が少ないという相対的な幸運をどのように受け止め、どのように生かしていったらいいのでしょうか?

 

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ブルーインパルスのコロナ医療従事者への敬意と感謝

 緊急事態宣言が解除されたあとの先月29日、航空自衛隊のブルーインパルスが、コロナとの戦いの最前線で献身的に働いてくれた医療従事者への敬意と感謝をあらわすため東京の上空を飛行しましたね。これは久しぶりにほんとうにスカッとする快挙だと、五月晴れの空を見上げた人は多いのではないでしょうか。そうだ、本当にいま一番感謝しなければならいのは、今も最もリスクの高い最前線で働いてくれている医療従事者の皆さんに対してなのです。

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感染者数死亡者数ともにG7各国の中で際立って低いという我が国の僥倖

 緊急事態が解除され自粛要請も段階的に緩和されていくこととなり、私たち普通の生活人は安堵と不安の入り交じったやや複雑な思いでいます。
 少し落ち着いてくると、改めて我が国の新型コロナのG7各国の中での際立った感染者数、死亡者数の低さに私たちの関心が向かうようになています。朝日新聞の集計によれば、我が国の10万人当たりの感染者数は13人で、イタリア560人余り、アメリカ500人、イギリス400人と比べて40分の1から30分の1といいます。死亡者数に至っては(これは私の手計算ですが)、我が国10万人当たり0.64人という数は、先週末10万人を超えたアメリカが30人、イタリア55人、イギリス57人と比べてほとんど二桁から三桁少ない数値なのです。
 これは、日夜リスクの高いコロナの最前線で文字通り粉骨砕身に戦ってくださっている医療従事者の献身と犠牲のおかげであり、また一般の生活者と社会経済とが払ってきた自粛と犠牲の効果でしょうが、それにしても、我が国が今までのところ先進各国との比較で、ずば抜けて感染者数においても、死亡者数においても少ないということは何という幸運、何という僥倖でしょうか? 失われた20年の後、東日本大震災、原発災害と数々の不幸に見舞われ、何とか乗り越えてきた私たちは、この相対的な僥倖をどのように考え、どのように生かせばいいでしょうか?
 世界史的に稀に見る大事件、1918-1919年のスペイン風邪のパンデミックと1929年の大恐慌とが同時に起こっているような大事件の、しかもまだ始まったばかりの真っただ中にて黙示録的に考え抜いておくことができるならばと思います。

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緊急事態宣言解除の流れの中で 安堵と不安の複雑な気分 果たして緊急事態宣言とは何であったのか

 国民生活にに多大な犠牲を強いている緊急事態宣言は、21日の大阪など2府1県に続いて、首都圏と道も25日にも(このまま減少傾向が続く限り)解除の見通しとなり、都知事はさっそく解除のロードマップというものを発表し我々国民は、やっとという安堵とそれでも不安との交雑したちょっと複雑な思いが多いですね。
 5月末まで延長された緊急事態がここへきて急速に解除の機運になったのは、もちろん新型コロナ感染者を受け入れ治療に当たっている最前線の医療スタッフの献身の賜物であり、また我々一般人の生活と国民経済とが自発的に払ってきた犠牲の賜物ともいえるが、果たしてこの2-3週間の間にコロナ状況がそんなに劇的に変わっているのでしょうか?
 実効再生産数は4月半ばにすでに1.0を切っていた(このことは何故かあまり公表されないが)というし、その再生産数からすると感染のピークはそもそも緊急事態宣言の発令の前、4月初めか3月終わりではなかったか(陽性発見のピークは当然その1-2週間後)、という疑問がぬぐえません。この辺のところは近い将来、小規模中規模(かどうかはわかりませんが)の感染の第二波・第三波が来る前、カーッとマスコミの頭に血が上ってない小康状態の間に、専門家の方々がちゃんと検証して開示しておいてほしいと思いますね。
 ここへきてかなり急速に解除の方向へ舵が切られた要因の一つは政治的なものですが、大阪の吉村知事が7日、政府がやらないなら私がやると言って、自粛解除の大阪独自モデルというのを打ち出して実際に実現してきたことが大きいと私は考えます。
 また専門家からの情報開示も、大阪モデルにあるPCR検査の陽性率など、最も重要な情報についてもようやく開示が行われるようになったと見えます。もっともこちらは政治的ではなく、検査の現場の混乱と人手不足を理由に、検体の採集日と判定日の期日ズレという全く単純な技術的問題の調整を怠って来たことが、非開示の原因(しなかったのではなく、できなかった)だとわかってきましたが。
 いずれにせよ、首都圏の緊急事態解除の条件として専門家が上げる三条件は、実はそのままこの緊急事態宣言がなぜ必要だったかをいまさら晒すものになっているように思われます、①は前から言われていた一週間10万人当たり0.5人ですが、もっぱら一般国民はこれを下げるためにこそ自粛を迫られてきたわけです。②は医療体制が崩壊しないこと、これは具体的には重症者ベッドの空床率などで表されますが、実はこれこそ緊急事態宣言の本当の必要性だったのです。③は検査体制の構築です。そしてこの②と③は、まったく国民の生活習慣がもたらした問題ではなく、これまでの国家の安全保障としての感染症対策、感染症行政、感染症予算の不備、不足の問題なのですが、必ず来るであろうろう中小規模(かどうか)の第二波・第三波の前に少しでも整えておいてほしいものだと思います。
 それにしても、都知事のロードマップというものは、マスコミ受けはいいと思いますが、ある意味で解除をいったん骨抜きにして二週間単位で小池ペースで解除していくという流石のやり方ですね。
 

 


 

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緊急事態延長と専門家会議 岡江久美子さんと私のケースから思うこと

 昨日、首相から緊急事態宣言の5月末までの延長が発表されました。この国民の経済生活に甚大な影響を与えつつある緊急事態の延長の根拠となったのは前日、コロナ対策専門家会議が、新たな感染者数は減ってきてはいるが減るスピードが遅い(3月中旬のオーバーシュート時の増えるスピードに比べて減るスピードが遅い)、その結果、目標値(例えば新規感染者数が3月中旬オーバーシュート前の数値に落ち着くとか、新規退院者数を下回るとか)としていた数値を達成できていない、と報告・提言したことです。さすがに首相も、再度延長について、国民にお詫びを申し上げたいとおっしゃっていましたが。
 この減り方が充分でないという根拠のほかに、というか実はこちらのほうが延長の本当の理由なのですが、「医療現場の逼迫した状況を改善するには(もう)1か月程度の期間が必要だと判断した」と言っています。

 「医療現場の逼迫した状況」ということでは、岡江久美子さんや私のケースでは、発熱しているのに必要なPCR検査さえ受けられなかった、ということを前回このブログで報告しました。これは当時(今でも?)、発熱者にとって診察の事実上の唯一の窓口である帰国者・接触者相談センターを担当する保健所や衛生研究所の人手不足で機能不全に陥っていた(る)からに他なりません。医療崩壊の前に、検査崩壊です。あるいは医療崩壊を防いでいる検査崩壊か?
 この保健所や衛生研究所という公的機関だけがPCR検査を担当するという体制は、我が国のコロナ対策が、結核やはしかの時代の遅れた「感染症法」によってしか根拠づけられていないことによるものですが、一方この感染症法が、一般の病院が発熱者の外来を拒む根拠でもあったこともだんだん知られてきています。東京都では軽症者は入院ではなくホテルに収容するという措置を取り始めました。

 一方また、日本はこのPCR検査を増やさない(増やせない)からこそ新規の感染者数が増えないのだ、という内外からの嵐のようなバッシングが寄せられています。実際、発生者数などというものはこの検査数によっていくらでもコントロールできてしまうのではないかという疑問です。
 さすがに先のコロナ対策専門家会議でも、医者が必要と認めた場合にしか検査してないから感染者の全貌が把握できていない、と苦しい言い訳をしながら、それでも検査は徐々に増えているにも関わらず感染者数は減っている、と開き直ったようにおっしゃっています。そして詳細については後日明らかにするとおっしゃってますが、本当は1日も早く、毎日のPCR検査数とそこでの陽性者発見数(これまで発生数といわれてきたもの)、陽性者発見率を明らかにしなければならないのではないでしょうか。
 そうしないと内外の批判に応えるべくPCR検査数を望ましい水準にまで増やしていったときに、かえって一時的にであれ発見者数(発生者数)が激増するという不安が我々素人だけでなく、専門家会議のメンバーの中にもありはしないかと疑われます。

 折しも東京都医師会などは47の地区医師会と連携を進め、まず都内12か所にPCR検査センターを開設しました。そこで採取された検体は保健所を通さず民間の検査会社に送られるそうです。ようやくです。首相もPCR検査数を1日20000件まで増やすと繰り返し述べています。しかし従来の検査数に対する陽性者発見率の10%弱からすれば、検査が20000件になれば、新規発生者数は2000人弱に急増することになるのではないでしょうか?そこにはまだ我々一般国民には知らされていない、或いはまだ知らせるべきでないと専門家の方々が考えていらっしゃる情報が隠されているような気がしてなりません。
 国民に甚大な犠牲を強い、国民の理解と協力抜きには実現できない緊急事態なのだから、政府も専門家会議も何事も「知らしむべからず」ではなく、率直に正直に開示してインフォームドコンセントに徹してほしいと思います。
  

 

 

 

 

 


 

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発熱時の検査、私の場合、岡江久美子さんの場合

 4月5日(日)午後の体温は37.0℃でしたが翌朝には36.7℃、翌々朝は36.6℃でした。私は普段から基礎体温が高い方なのでこれくらいが平熱なのですが、緊急事態宣言の出た翌日8日(水)には38.1℃にまで上がり、流石にちょっと焦りました。もちろん仕事は休んで、主治医のいる病院に電話をしました。というのも、たまたまその主治医の投薬外来が10日(金)に入っていたので、それを2日早めてその日のうちに診てもらえないだろうか、というくらいの軽い気持ちで相談をするつもりでした。
 外来予約の窓口に事情を説明し38.0℃の発熱を伝えたところ、しばらく待たされた上で「お住まいはどちらでしょうか?それならお住まいの区の〇〇保健所に行ってください。電話番号は○○○○○○○○です。」という応答でした。
 早速〇〇保健所へ電話をし、何回かお話し中でやっと繋がったところで、「今朝38.0℃の発熱であったこと、年齢が79歳であること、3日前に37.0℃だった」ことなどを伝えて、「どこかで診察したり検査したりしてもらえないか」と相談したところ、「後程こちらから電話しますのでお待ちください」ということでした。午後になって37℃台後半にまで熱は下がったが、おとなしく待っているとやっと保健所からの電話があり、「△△病院の外来で受け入れてくれますが、今先約で満杯で、今週いっぱいは無理、早くて週明けの予約になります。それまでは自宅にて待機してください」という回答でした。
 えーっ!週明けだって! 4日も5日も先ではないか、こちらは後期高齢者なんですと散々粘りましたが、結局「順番ですから」の一点張りで押し切られてしまいました。
 幸い翌9日、翌々10日と37℃台前半まで熱は下がり、矢張り単なる風邪ではないかとちょっと安心し始めたころに、〇〇保健所の別の担当者から電話があり「その後の様子は如何ですか」と聞いてきました。熱が下がったことを伝えたところ「自宅でもう少し様子を見ましょう」というお話。
 12日(日)に至り、熱は36℃台の完全な平熱になったころにまた保健所から電話があり、「それでは△△病院の予約はキャンセルで良いですね」ということになりました。

 幸い、私のこのケースはおそらく軽い風邪で済んだ話だったのでしょうが、もし不運にも8日の時点で本当にコロナに感染していたのなら、と考えるとぞっとしますね。
 おそらくこのブログを読んでいただいている方々やその御家族の方のなかにも、私と同じようなぞっとする経験をされた方々が数多くいらっしゃるのではないでしょうか。ぞっとするくらいならまだしも、実際にその自宅待機の数日間に容態が急変して間に合わなかったというケースがこれからも増えるのではないでしょうか、岡江久美子さんのように。

 岡江さんのように、放射線治療を受けている人のケースは優先的に診察・検査を受けられるようにするくらいのことはできないものでしょうか?

 

 

 

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ブログの上のお花見

 今年のお花見はコロナでほとんど壊滅となりました。ブログの上だけでの花見です。

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 対岸に、ほんのりと白く、夢のように浮かび上がっているのは多分、白山桜でしょう。
 夢のようといえば、今年は満開の花に思いがけない大雪が
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 真ん中にほんのり見えるのは別の白山桜です。この桜はソメイヨシノが散り始めてから満開を迎えます。
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 同じ白山桜のアップですが夕陽に赤く染まっています。
  
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 桜の公園の夕景です。
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緊急事態宣言とスーパームーン

  緊急事態宣言の出た4月7日の夜はスーパームーンでしたね。

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 その翌日、宣言初日の夜はピンクムーンと言われています。

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 いま世界中で展開されているコロナとの戦い、コロナがきっかけで前倒しになった経済危機との戦いを、あたかも遠くの夢の世界でのできごとのように感じさせるこの静かな美しさははたして現実でしょうか。
 

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パンデミックと集団免疫 コロナの「インフルエンザ化」

 新型コロナはヨーロッパに飛び火して爆発し、さらにアメリカでも爆発の兆しを見せて全く新しい局面に入ったといっていいでしょうね。
 ドイツのメルケル首相は、3月10日、国会の非公開の委員会で、今後2年間で「ドイツ国民の6~7割がコロナに感染するだろう」と述べたと伝えられています。今後1~2年は掛かると言われるワクチンなどの治療薬開発の時間との競争です。
 同様に、3月15日、イギリスのジョンソン首相は、権威ある医療専門家を従えて「英国民の6割が感染する完成形に至る事態は避けられない」と衝撃定な表明をしたと伝えられました。「コロナ危機はこの夏一旦下火になるが、これまでのインフルエンザと同様、11月くらいから来春まで再び感染・発症する人が増えてきて、コロナは脅威を弱めつつも何年も何年も再発し続ける」との予測を発表したそうです。
 要するに、コロナの「インフルエンザ化」です。
 世界全人口の最大40~80%が感染するだろうというのは、欧米の多くの研究者のほぼ一致した予測のようです。たとえば米国病院協会の研究機関の非公式予測の報告書では、全人口の60% 40億人が感染し、うち20%以上が中程度以上に発症するとなっています。つまり全人口の12% 10億人です。この12%のうち25%(全人口の3%、2.5 億人)は入院が必要となり、要入院患者の10%(全人口の0.3% 2500万人)が死亡すると言っているそうです。
 これらは果たして荒唐無稽なフェイクニュースに属することでしょうか? いやいや決してそうとばかり言いきれません。実はわずか100年前、1918~1919年のパンデミック、封じ込めに失敗した「スペイン風邪」で人類が経験したことなのです。「スペイン風邪」では全人口の30% 20億人が感染し、1億人以上が死んだとされています。その上、封じ込めに失敗した結果、現在でもなお毎年のように新種のインフルエンザの流行で、数千万人からの人が亡くなっているのです。
 先のジョンソン首相は続けてイギリスの対応として「健康な若者と、そうでない人々(高齢者と持病持ち)とを分けて、別々の過ごし方をする策」を提案したそうです。感染しても発症しにくい健康な若者(40歳以下)には、感染して体内に抗体を作ってもらい、英国民の出来る限り多くが「集団免疫」を持つことで、今冬のコロナ再発の事態を乗り越える、集会の制限などはやるが、それはあくまで感染拡大のスピードの遅延策であり、感染者が急増して病院がパンクし、医療崩壊の事態になるのを防ぐ方策だと。一方感染したら重症化しやすい高齢者や持病持ちの人々は、他の人との接触を出来る限り減らした状態で半年近くを過ごしてもらい感染を防ぎ、その後は「集団免疫」を持った若者に支えられて生きていく、という対応だそうです。
 このジョンソン首相の対応策には、内外から「感染対策を放棄するといったも同然」とか「コロナに対する敗北宣言」とか非難が殺到しているようですが、何といってもイギリスは医学においては、いまだに世界的な権威のある国です。そのイギリスの首相が権威ある医療専門家とともに「60%が感染して集団免疫をつけるしかない」と正式に提案しているのですからあながち無視ばかりできないものです。
 わが国では安倍首相が「国民誰もがPCR検査を受けられるようにする」と言ったか言わなかったか例の通り国会で蒟蒻問答をやっていたが、実際上検査は相変わらず遅々としてしか進んでいないようです。毎日発表される新規の発生者数は、氷山の一角で実際その10~20倍の無発症の感染者がいるらしいことは国民はみな分かってきてしまっています。
 そういう中で小中学校は再開されるそうだし、飲食店は大半営業を続けています。みな家にじっとしていることに我慢しきれなくなったのかこのお彼岸の連休中は、近郊へ向かう車で東名や横横、アクアラインは盆暮れ並みに渋滞していましたね。
 しかし日本のこの今の可なりゆるい感染対策は、結果的にはジョンソン首相のいう「若者に集団免疫をつけさせて乗り越える策」に近いものになるのかもしれません。ということは、終息には最低まだまだ2~3年は掛かるということであり、正にコロナの「インフルエンザ化」ですね。

 このブログの、メルケル首相ジョンソン首相についての報告は、田中宇氏のメルマガに教えていただきました。

 

 

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パンデミックと米国債の急落

 いま世界は、新型コロナのパンデミックと、それによって引き金を引かれた史上最大の金融バブル崩壊という二重の危機に直面しています。
 そんな暗い話はたくさんだと言われそうですが、ま、大事なことですから、経営者にとっても一個人にとっても。
 
 史上最大の金融崩壊といっても、これはいつか必ず来るべきものであって、私たちの多くはこれを遅くとも2022年までには来る(逆に言えば2022年までは何とか持ちこたえる)と思っていたものが、思いがけず二年早く来たということです、その引き金がパンデミックの不意打ちでした。私たちは史上まれに見る大転換点に立ち会っているのかもしれません。

 つい今月初め、私の友人の知人のフランス人は、日本は大変だね、新型コロナ感染が数百人に上るんだってね、といってきていたそうですが、それがわずか二週間、まずイタリアで爆発したコロナ感染はあっという間に全ヨーロッパに広がり、今や新規の発生数は中国を上回るほどになったそうです。これを受けて、トランプ大統領が、全ヨーロッパからの入国禁止を発令し、続いて全米に非常事態宣言を発しました。世界中で消費の落ち込みが発生し、その規模は100~120兆円に達するという試算も出ています。
 NYダウはこの二週間で、9000ドル、率にして30%近く下落し20000ドル割り込む直前まで落ち込み(日経平均は7500円ダウン17000円割り込み)ましたが、株価は今後も激しいアップダウンを繰り返しながら、あと10~20%くらいは落ち込むでしょう。
 私たちに株価崩壊以上に気にかかっているのは、アメリカ国債の金利です。昨日FRBは、先週の0.5%に続いて意表を突く1.0%の追加利下げを発表(いよいよアメリカもゼロ金利時代に突入!)しましたし、それを受けたECBや日銀など6か国の中央銀行が今日TV会談をし、造幣局の輪転機をフル回転させてお札を刷りまくり、それで何とかアメリカ国債を買い支えようという決定をしています。それは、先週半ば10~11日、それまで下落一方だったアメリカ国債の金利がわずか二日間で、0.35%急騰(価格は急落)する不気味な傾向がでてきているからです。つまり市場ではあらゆる金融商品への売り圧力が猛烈に強まっているのですが、いよいよアメリカ国債にも売りが及んできている兆候かも知れません。
 アメリカ国債の暴落ということになれば、需要喪失による恐慌とハイパーインフレーションとが同時に発生する悲惨な事態が世界中を襲うかもしれません。

 経営者としても、一生活者としても、それに備える心構えが求められます。

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令和の梅

 令和二年の早春、まことに良い季節で、空気は済み、風は和らぎ、梅は鏡の前の女性のように香しく真白に輝き、、、にふさわしい夜でした。
 今年の梅は、散り際に特に香るようです。
 我が家の前の梅の木です。

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私のトレーニング

 私の最近のトレーニング方法は、週二回、スミスマシンでのベンチプレスが中心です。毎回のメニューは6セットで、1セット10レップ ずつ45㌔、55㌔、65㌔と上げていき、4セット目はマックスの75㌔を4~6レップ上げた直後、インターバルなしでその75㌔でネガティブを3レップ、5セット目60㌔6セット目45㌔をそれぞれ10数レップと20数レップずつ上げて、直後にネガティブを3レップずつ行うというハードなものです。
 まるでほとんど病気ですね((´∀`))。実はこの一年でマックスが5㌔ほどアップしました((´∀`*))ヶラヶラ。
 通常、このような短期間で記録を伸ばしていくと大胸筋など体のどこかを痛めるのですが、この一年間は幸いなことにどこも痛めずに来ています。

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 もちろんバランス上この後、ローイング、アブドミナル、スクアットそれから有酸素も行います。

 

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新型コロナの新局面

 新型コロナによる肺炎は、昨日、政府の有識者会議で「国内発生の早期」の段階だという発表があって、まだ「国内感染期」ではないという印象付けは伝わってきたが、いずれにせよ我が国内環境が新しい局面に入りつつあることは確かなようです。つまり水際作戦だけでは最早防げないという局面です。
 大元の中国では先週半ば、一日で感染者数が1万人も増える驚愕の発表があって、いよいよ感染の大爆発かと動揺が走ったが、これはこれまでウィルス検査で陽性反応の患者だけを感染者としていたのを、ウィルスキットなどがとても追いつかないので肺炎発症者すべてをCTなど画像診断で新型コロナ感染者として診断することにしたためだったらしい。
 このウィルスキットやウィルス検査官が追い付かないという態勢上の問題こそ、横浜港のダイアモンド・プリンセスを孤立させこのように長く隔離せざるを得なかった同じ問題なのではないかと思います。昨日(16日)までの間に1291人のウィルス検査が終わり、何と陽性反応者は355人! 27.5%に達します。如何にクルーズ船とか屋形舟とか閉鎖空間とはいえ驚異的な感染率ではないでしょうか?ただし重症者は19人。1.5%。
 この高い感染率を同じく閉鎖されている武漢(人口千百万人)とか湖北省とかに当てはめると、実際の感染者数は数百万人に上っているのではないかというウワサもあながち流言とは言えなくなってくる気がします。
 この新型コロナは感染していても(陽性であっても)発症するとは限らない、しかも発症していなくても感染のスプレッダーにはなる(らしい)というのが悩ましいところですね。
 だから感染者には3種類あって、①発症の如何にかかわらずウィルス反応が陽性者の感染者、②発症しているが画像診断だけでウィルス検査ができていない臨床的感染者、③発症もしていないしウィルス検査もできていない感染者、ということです。
 そしてこの③が、数百万人という流言の根拠にもなっているのです。
 わが国ではまだ「国内発生の早期」ということですが、どちらに向かうか目を離せない事態が続きます。
 経済活動の著しい停滞や、オリンピックへの何らかの影響も避けがたいようです。
 平凡なことですが、手洗いうがいを第一に、アルコール消毒も欠かさずに。
 そして免疫力を高めることに努めましょう。

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南房総平砂浦へのツーリング

 先週、南房総の平砂浦ビーチホテルまでツーリングに行ってきました。
 この日は参加総数40数台となる大盛況の会でしたが、絶好のツーリング日和で参加者前員とてもハッピーな一日でした。

 まずは大黒パーキングに集合です。

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 館山道をツーリング中、なかなか壮観です。
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 平砂浦ビーチホテルにて。もう房総は春の海でした。
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梅の香

 暖冬で、各地で梅が一斉に開花を迎えましたね。梅の香は矢張り開花時が一番だと思います。
 梅の香は、夜など特に、木の下を通り過ぎてから数歩行った先で初めてふっと強く香ることがあるのは何故でしょうかか?デジャブのような不思議な感覚に襲われます。これも知覚と了解のずれから来るのでしょうか?

 

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  春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やはかくるる 古今集 凡河内躬恆                
  梅の花あかぬ色香もむかしにておなじ形見の春の夜の月  新古今集 俊成女
 

 

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カルロス・ゴーンのパパ・ジョージ・ゴーンの血と暴力と大逃亡劇

 Forbes Japanによると、今月初め、フランスの有力新聞「オプセルヴァトール」のアルノー記者が、カルロス・ゴーンの半生に迫る「逃亡者」という題の本を出版するそうですが楽しみなことです。「逃亡者」という題名はもちろん今レバノンのベイルートに逃げているカルロス・ゴーン自身のことを指しているのに違いありませんが、同時にこれまで一切表に出てこなかったカルロスの実父ジョージ・ゴーンのことも指しているように思われます。
 というのも、このカルロスの実父ジョージ・ゴーンという人は、かって1960年ベイルートで、宝石の密輸仲間の神父の殺人事件で首謀者として死刑判決を受け、控訴審で減刑、10年服役後釈放、そのわずか4か月後に今度は偽札作りで再逮捕され、5年後の1975年レバノン内戦勃発の混乱に乗じて莫大な賄賂の効果もあり脱獄に成功し、故郷のブラジルに逃げ帰ってやっと自由を得たという衝撃の人で、その履歴についてアルノー記者がこの「逃亡者」という本の中で暴いているからです。
 実父ジョージが死刑判決を受けた時、カルロス少年は7歳でベイルートの超名門イエズス会進学校にいて、ジョージがブラジルに逃亡したときにはカルロスはすでにパリにいて、エリート養成校として超有名な「エコール・ポリテクニーク」を卒業しパリ国立鉱業大学で博士号を取ったところだったそうです。
 その後のカルロス・ゴーンの稀にみる華麗な出世と成功については誰でもが知る通りです。

 ゴーンさんは今、ベイルートの地で盛んにわが国の司法の在り方がイランや中国、北緒戦にも劣るという大キャンペーンを張っているようです。さらに大脱出に至る自分の半生を映画化すべくハリウッドの大物エージェント、マイケル・オービッツ氏(ウォルトディズニー元社長)と交渉しているとも報じられています。
 どうせなら、「ヴァイス」のアダム・マッケイとか、「アイリッシュマン」のマーチン・スコセッシのような気骨のある名監督が映画化を引き受けてくれて、ゴーンの一方的な主張に決しヨイショするのでなく、先代のジョージ以来の「大逃亡劇」を雄渾なドラマにしてくれると面白いのですが。
 今年度アカデミー賞にノミネートされている「アイリッシュマン」の背景には、主人公の殺し屋と同じアイルランド人で、禁酒法時代に酒の密造と密売で莫大な財を成し、ついにはアメリカ大統領まで生み出してしまう、血と暴力と原始蓄積の華麗かつ陰惨な歴史が見え隠れしているように思うのは、私だけの思い過ごしでしょうか? 

 

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学生ゴルフ界のスター選手らと

 年末には日本アマチュアゴルフ選手権前チャンピオンの庄司さんのご紹介で、学生ゴルファーの石川君と中島君がORTに遊びに来てくれました。
 石川君はあの石川遼プロの実弟で、中島君は今最も注目されている学生ゴルフ界のスターなのです。

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門田先生とご一緒に

 昨年末、日本医学会会長の門田守人先生とご一緒させていただく機会がありました。
 この夜も門田先生は、医科学のこと、臓器移植NWのこと、政府の委員会のこと、ご家族とご自身の健康のこと、ワインのことなど闊達明朗、縦横無尽に語り尽くされ、語り明かされていらっしゃったが、まことに有り難いことだと思います。

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新年

 明けましておめでとうございます。
 昨年はORTは40週年を迎え、新社長の就任もあり、皆さまには本当にお世話になりました。
 本年は、年初から内外で耳目を峙たせる事件が相次ぎ波乱の年を予感させますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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«アストンのパーティで脳外科医の稲葉先生と